The Rolleikin instruction manual explains how to use the Rolleikin, a genuine Rollei accessory designed to enable 35mm film photography with Rolleiflex and Rolleicord cameras. It provides detailed information on its components, including the special back panel, film guide frame, take-up mechanism, and screen mask, as well as instructions for installation, film advance, and rewinding. The manual is also a valuable historical reference for understanding compatible camera models and the engineering philosophy behind Rollei’s photographic system.
ローライキンの取扱説明書はローライフレックスやローライコードで35mmフィルム撮影を可能にする純正アクセサリー「Rolleikin」の使い方を解説した資料である。専用バックパネルやフィルムガイド、巻き取り機構、スクリーンマスクなどの構成部品に加え、装着方法、フィルム送り、巻き戻しまで詳しく記されている。対応機種や当時の設計思想を読み解くうえでも興味深く、ローライの撮影システムを知る貴重な資料といえる。
記事のポイント
- ローライキンがどのようなアクセサリーなのか
- 取扱説明書に記載された4種類の対応機種
- 35mm判24×36mmへ変換するための構成部品
- フィルム送りから巻き戻しまでの操作方法
館長の購入記録
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DATA/データ
- Manufacturer: Franke & Heidecke
- Product Name: Rolleikin
- Document Type: Instruction Manual
- Original Title: Rolleikin Gebrauchsanweisung / Instructions
- Purpose: Instructions for Using the Rolleikin 35mm Film Adapter
- Film Type: 35mm Film
- Picture Format: 24 × 36 mm
- Compatible Cameras: Automatic Rolleiflex, Rolleiflex Standard New, Rolleicord II, Rolleicord Ia
- Languages: German / English
- Country of Origin: Germany
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ローライキンの取扱説明書を読み解く|35mm化の仕組み

- ローライキンは35mm撮影用の変換装置
- ドイツ語と英語を収録した取扱説明書
- 取扱説明書から分かる当時の設計思想
ローライキンは35mm撮影用の変換装置
ローライキンとは、ローライフレックスやローライコードといった6×6cm判の二眼レフカメラに35mmフィルムを装填し、24×36mmの画面サイズで撮影するための純正アクセサリーである。
ローライの二眼レフカメラは基本的に120フィルムを使用する。そのため、フィルム室へ35mmフィルムのパトローネを入れるだけでは正常に撮影できない。フィルムの位置、巻き取り方法、画面サイズ、撮影枚数のカウントなどを35mmフィルムに適合させる必要があるからだ。
ローライキンは、こうした違いを複数の専用部品によって解決するシステムとして設計されている。
| 項目 | 通常撮影 | ローライキン使用時 |
|---|---|---|
| 使用フィルム | 120フィルム | 35mmフィルム |
| 基本画面 | 6×6cm判 | 24×36mm判 |
| フィルム形態 | ロールフィルム | パトローネ入り |
| 画面確認 | 6×6cm | 専用マスクで24×36mmを確認 |
| カウント | カメラ側機構 | ローライキン側機構 |
| 撮影後 | 巻き取り | パトローネへ巻き戻す |
特筆すべきなのはローライキンが単なるフィルムサイズ変換アダプターではない点である。
フィルムの保持から画面の規定、送り量の制御、撮影枚数の確認、撮影後の巻き戻しまで、一連の撮影工程を35mmフィルムへ対応させている。
つまりローライキンとは、6×6cm判のローライを35mmカメラとして機能させるための総合的な変換システムなのである。
ドイツ語と英語を収録した取扱説明書
今回の取扱説明書の表紙には、大きく「Rolleikin」と印刷され、その下に「Gebrauchsanweisung」と「Instructions」の文字が配置されている。
「Gebrauchsanweisung」はドイツ語で使用説明書を意味し「Instructions」は英語表記である。
内部を見ると、同じ内容についてドイツ語と英語による説明が収録されている。国際市場で販売されていたローライ製品らしい構成であり、当時の海外展開をうかがわせる資料でもある。
説明書は折り畳み式で、冊子のページをめくる形式というより、一枚の紙面を展開しながら図版と説明を照合する構造となっている。
表紙に相当する図版Aでは、カメラ内部とローライキン専用バックパネルが大きく描かれ、各部に1~13の番号が振られている。一方、図版Bではカメラ側面と交換するノブ類が図解されている。
文章だけに頼らず、部品の位置と装着状態をイラストから確認できるよう工夫された実用本位の説明書である。
取扱説明書から分かる当時の設計思想
この資料から見えてくるのは、既存のカメラを可能な限り活用しながら別フォーマットへ対応させようとする設計思想である。
ローライキン装着時には複数の部品を交換・追加するものの、カメラそのものを35mm専用機へ恒久的に改造するわけではない。必要な機構をアクセサリーとして追加することで、本来の120フィルム撮影と35mm撮影を使い分けられるようにしている。
さらに説明書では、交換するリリースノブと巻き戻しノブについて、通常のロールフィルム用スプールにも対応する構造であるため、カメラに取り付けたままにできることが説明されている。
これは使用者がローライキンを使うたびに、すべての部品を元の状態へ戻す必要を減らす工夫である。
こうした部分まで読み込むと、ローライキンが単なる珍しいアクセサリーではなく、実際の撮影現場で継続して使用することを想定して設計されていたことが分かる。
取扱説明書に記載された対応機種
- 対応するローライフレックス
- 対応するローライコード
- 後年のローライキンとの違いに注意
対応するローライフレックス
取扱説明書の冒頭には、ローライキンを使用できるカメラが具体的に記載されている。
ローライフレックスについて確認できるのは次の2機種である。
| 説明書の英語表記 | ドイツ語表記 |
|---|---|
| Automatic Rolleiflex | Rolleiflex-Automat |
| Rolleiflex Standard New | Rolleiflex-Standard-Neu |
Automatic Rolleiflexはフィルム装填や巻き上げ機構を発展させたローライフレックスの系譜に属するモデルである。
一方のRolleiflex Standard Newも、ローライフレックス史の比較的早い時期に位置するモデルである。
この2機種が明記されていることは、今回の取扱説明書の年代や対象となるローライキンを考察するうえで大きな手掛かりとなる。
対応するローライコード
ローライコードについては次の2機種が記載されている。
| 説明書の英語表記 | ドイツ語表記 |
|---|---|
| Rolleicord II | Rolleicord II |
| Rolleicord I a | Rolleicord Ia |
したがって、この説明書で確認できる対応機種は合計4種類となる。
ローライフレックスだけではなくローライコードにも対応していた点は、ローライキンというアクセサリーの性格を理解するうえで見逃せない。
ローライコードはローライフレックスとは巻き上げ機構などが異なるモデルを含むため、説明書でも「crank or transport knob」と記され、クランクまたはフィルム送りノブを操作する形で説明されている。
一つの35mm変換システムを複数の二眼レフへ適応させるため、カメラ側の構造差まで考慮されていたのである。
後年のローライキンとの違いに注意
中古市場でローライキンを探す際に特に注意したいのが「Rolleikin」という名称だけで適合性を判断できないことである。
ローライキンは長期にわたって同一仕様の製品が販売され続けたわけではなく、カメラの世代に応じて構成や適合条件が変化している。
後年には「Rolleikin 2」などの仕様が存在し、より新しいローライフレックスやローライコードへ対応するものも確認できる。
そのため、今回の説明書にAutomatic Rolleiflex、Rolleiflex Standard New、Rolleicord II、Rolleicord Iaが記載されているからといって、すべてのローライキンがこの4機種専用という意味ではない。
反対に、別世代のローライキン一式を所有していても、この説明書と部品構成が完全に一致するとは限らない。
ヴィンテージのローライキンを収集・使用する場合は、説明書の対応機種、カメラのモデル、ローライキンの構成部品をセットで確認することが適合判断の基本となる。
ローライキンを構成する部品
- 取扱説明書に記載された主要部品
- 専用バックパネルの役割
- スクリーンマスクで24×36mmを確認
取扱説明書に記載された主要部品
取扱説明書では、ローライキンを構成する部品が図版Aとともに紹介されている。
英語部分から確認できる主要構成は以下の通りである。
| 部品 | 英語表記 | 主な役割 |
|---|---|---|
| ローライキン用裏蓋 | Rolleikin back panel | 35mm撮影用機構を保持 |
| フィルムガイド | Film guide frame | 35mmフィルムの位置を規定 |
| 巻き取りスプール | Take-up spool | 送り出したフィルムを巻き取る |
| リリースノブ | Release knob | 巻き取り側の機構に関係 |
| 巻き戻しノブ | Rewinder knob | 撮影後のフィルムを巻き戻す |
| 延長軸 | Extension spindle | 巻き戻し機構を接続 |
| スプールノブ | Spool knob | フィルム保持に使用 |
| スクリーンマスク | Screen mask | 24×36mmの撮影範囲を表示 |
これだけの部品が必要になる理由は、本来6×6cm判として設計されたフィルム経路へ幅35mmのフィルムを正確に通さなければならないためである。
さらにローライキンでは撮影後にフィルムをパトローネへ戻す必要がある。120フィルムには存在しない「巻き戻し」という工程をカメラへ追加するため、専用ノブや延長軸も用意されている。
こうして構成部品を一つずつ見ると、ローライキンが極めて機械的に完成度の高いシステムであることが理解できる。
専用バックパネルの役割
外観上もっとも特徴的な部品の一つが、表面に大きく「ROLLEIKIN」と記された専用バックパネルである。
通常の裏蓋と交換して使用し、35mmフィルム撮影に必要となるカウンターなどの機構を追加する。
取扱説明書では標準バックパネルを完全に開いた状態で取り外し、ローライキン用バックパネルへ交換する手順が説明されている。
図版を見ると、専用バックパネルにはカウンター表示部と操作機構が組み込まれていることが分かる。
これは35mmフィルムを装填した際、カメラ本体側に備わる通常の撮影枚数表示をそのまま利用できないためである。説明書でも35mmフィルム使用時にはカメラ側面の通常カウンターを使用しないことが明示されている。
つまり専用バックパネルは単なる「35mmフィルム用の裏蓋」ではなく、ローライキン全体のフィルム送りと撮影枚数管理を成立させる中心的な部品なのである。
スクリーンマスクで24×36mmを確認
二眼レフカメラでは撮影レンズとは別のビューレンズから入った像をフォーカシングスクリーンで確認する。
通常のローライフレックスやローライコードでは6×6cm判を前提とした正方形の画面を確認するが、ローライキンで記録される範囲は24×36mmである。
そこで使用されるのがスクリーンマスクだ。
取扱説明書では、このマスクをフォーカシングスクリーン上へ載せ、35mmフィルムで実際に記録される範囲を確認する仕組みが説明されている。
装着方向も指定されており、通常の撮影姿勢で「Rolleikin」の刻印が正しく読める向きに配置する。
この部品の存在によって、撮影者は6×6cmのスクリーンを見ながら勘でトリミングするのではなく、24×36mmとして記録される構図をあらかじめ把握できる。
フィルム室だけでなくファインダー側まで画面サイズに合わせるところに、システムとしてのローライキンの完成度が表れている。
取扱説明書に見る装着方法
- カメラ側のノブを交換する
- 裏蓋とフィルム内部を35mm化する
- フィルムガイドとマスクを装着する
カメラ側のノブを交換する
取扱説明書の「I. How to assemble」では、最初にカメラへ装着されている標準フィルムノブを交換する手順が解説されている。
図版Bにはカメラ側面と交換部品A4・A5が描かれており、通常のノブを固定している皿ネジを外してから、ローライキン用のリリースノブと巻き戻しノブを取り付ける構造となっている。
興味深いのは、この専用ノブがローライキン使用時だけの部品として設計されていない点だ。
説明書では交換後のノブについて通常のロールフィルム用スプールにも対応できるため、カメラへ継続して取り付けておける旨が説明されている。
ローライキンと120フィルムを切り替えるたびにノブまで交換する手間を避けられるわけだ。
小さな構造ではあるものの、実際の運用まで考えて設計された純正アクセサリーらしい部分である。
裏蓋とフィルム内部を35mm化する
続いて、カメラの標準バックパネルをローライキン専用バックパネルへ交換する。
さらに巻き取りスプールを装着し、反対側には巻き戻し機構を組み込む。
取扱説明書によれば、巻き取りスプールを装着する際にはリリースノブを引き出した状態で保持しながらセットする。また、巻き戻し側では延長軸を巻き戻しノブのネジ部へ取り付け、スプールノブをカメラ側の固定軸へ押し込む。
この工程によって、35mmフィルムのパトローネから引き出されたフィルムを反対側の専用スプールへ送り、撮影終了後には再びパトローネへ巻き戻せる経路が完成する。
通常の120フィルムとはフィルムの保持方法そのものが異なるため、複数の専用部品によって既存のフィルム室を35mm仕様へ変換しているのである。
フィルムガイドとマスクを装着する
フィルムガイドフレームはカメラのフィルム窓へ取り付ける。
取扱説明書ではスプリング部分を利用してフレームを装着し、所定のスロットが下向きになるよう方向まで指定されている。
このガイドによって、6×6cm判を前提とした広いフィルムゲート内で35mmフィルムの位置を規定する。
最後にファインダー側へスクリーンマスクを載せれば、フィルム面とファインダーの双方が24×36mm撮影へ対応する。
ローライキンの装着工程を整理すると「フィルムを入るようにする」だけではないことがよく分かる。
保持する、送る、巻き取る、巻き戻す、画面を規定する、構図を確認する、撮影枚数を管理するという35mmカメラに必要な機能を、既存の二眼レフへ追加する作業なのである。
フィルム送りと巻き戻し方法
- 専用カウンターをゼロに合わせる
- 撮影ごとにロックを解除して送る
- 撮影後はパトローネへ巻き戻す
専用カウンターをゼロに合わせる
35mmフィルムを装填してバックパネルを閉じたら、ローライキン側のカウンターを設定する。
取扱説明書では、専用バックパネルのローレットホイールを操作してカウント機構を最初に「0」へ合わせるよう指示されている。
ここで注意したいのが、カメラ本体に備わる通常のフィルムカウンターではないことである。
120フィルムと35mmフィルムでは一コマのサイズも送り量も異なる。そのためローライキン使用時には、本体側の通常カウンターではなくローライキン専用カウンターを基準とする。
フィルムを装填しただけでは撮影位置の1コマ目には達していないため、規定のフィルム送り操作を繰り返し、ローライキンのカウンター窓へ「1」が現れるまで送る。
これによって初めて1枚目の撮影準備が整う。
撮影ごとにロックを解除して送る
ローライキン装着時のフィルム送りは通常撮影とは操作の考え方が少し異なる。
取扱説明書では、撮影後にバックパネル側のロッキングノブを一度押して解除し、その後にクランクまたはフィルム送りノブを次の停止位置まで動かす手順となっている。
この操作によって35mmフィルムが一コマ分送られる。
ローライフレックスとローライコードでは本来のフィルム送り方式が異なるため、説明書では双方に対応できるようクランクと送りノブの両方について触れている。
ローライキンを実際に使用する場合、この専用の操作手順を理解しておくことが欠かせない。
何十年も経過したヴィンテージ機材では、固着や摩耗、欠品、過去の修理などによって機構の状態が個体ごとに異なる可能性もある。現存品を動かす際は無理に操作せず、カメラとローライキン双方の状態を確認したうえで扱うのが望ましい。
撮影後はパトローネへ巻き戻す
120フィルムとの大きな違いが撮影終了後の巻き戻しである。
120フィルムは撮影済みフィルムを巻き取りスプールへすべて送って取り出す。一方、一般的な35mmフィルムは撮影終了後にフィルムを元のパトローネへ戻す必要がある。
ローライキンでは、このための巻き戻し機構もシステムに組み込まれている。
取扱説明書ではリリースノブを押し込み、短く回してロックした後、巻き戻しノブを時計方向へ回してフィルム全体をパトローネへ戻す手順が示されている。
さらに巻き戻しの進行をローライキン側のカウンターで確認する構造となっている。
本来は巻き戻し機構を持たない120フィルム用二眼レフへ、必要な機械機構をアクセサリーとして追加している点が非常に興味深い。
ローライキン取扱説明書の資料的価値
- 純正図版から構造を確認できる
- 現存する説明書から読み取れる情報
- コレクション資料としての魅力
純正図版から構造を確認できる
ヴィンテージカメラのアクセサリーを研究するうえで、当時の取扱説明書は大きな手掛かりとなる。
ローライキンのように複数の部品を組み合わせて使用する製品では、完成状態だけを見ても各部品の名称や本来の配置を判断しにくい。
その点、この取扱説明書では図版A・Bと番号を使い、構成部品と装着位置が視覚的に整理されている。
たとえば単体で見れば用途を推測しにくい小型ノブや延長軸についても、説明書と照合すればカメラのどこへ取り付ける部品なのかを追跡できる。
中古市場でローライキンを入手した場合にも、セット内容の欠品を調べる資料として活用できる。
現物アクセサリーと当時の取扱説明書が揃っていれば、製品の構造だけでなく本来メーカーが想定していた使用方法まで検証できるのである。
現存する説明書から読み取れる情報
今回の現物には、紙面の変色、折り目、擦れなどが確認できる。
こうした経年変化そのものから正確な発行年を決定することはできないが、長期間保管・使用されてきた紙資料であることを感じさせる状態だ。
一方、印刷内容は比較的明瞭に残っている。
特に対応機種、構成部品、装着方法、24×36mmというフォーマット、フィルム送り、巻き戻し方法まで読み取れるため、ローライキン研究の一次資料に近い性格を持つ。
ただし、取扱説明書だけから製造年や版を断定する場合には注意が必要だ。同じ製品名でも印刷時期や販売地域によって説明書の仕様が異なる可能性があり、紙質やデザインだけによる年代判定は避けたい。
年代を詳しく特定する場合は、ローライキン本体の仕様、ケース、付属部品、対応機種、印刷コードなど複数の要素を照合する必要がある。
コレクション資料としての魅力
クラシックカメラの収集ではカメラ本体だけに目が向きがちである。しかし、メーカーがどのような撮影システムを構築していたのかを理解するには、アクセサリーや取扱説明書も欠かせない存在だ。
ローライキンの取扱説明書は、その代表的な資料の一つである。
特にローライキンはローライフレックス/ローライコードという6×6cm判カメラの用途を35mm判まで広げるユニークな製品であり、その仕組みをメーカー自身の図解で追える点に魅力がある。
また、ローライを生み出したFranke & Heideckeは1920年にドイツ・ブラウンシュヴァイクで創業している。現在のRollei公式サイトでも、Paul FrankeとReinhold Heideckeによる創業と、その後のRolleiflexの発展がブランド史として紹介されている。
カメラ、純正アクセサリー、ケース、説明書、カタログと資料を広げていけば、一台のカメラだけでは見えてこない「ローライというシステム」の全体像が浮かび上がってくるのである。
まとめ:ローライキンの取扱説明書から分かるポイント

ローライキンは一台の二眼レフカメラに新たな撮影スタイルを与えた、ローライならではのユニークなアクセサリーである。その取扱説明書を読み解くことで、機能性だけでなく既存のカメラをより幅広く活用しようとした当時の発想や工夫も見えてくる。小さな説明書ながら、ローライのものづくりへのこだわりを今に伝える興味深い資料である。
- ローライキンは6×6cm判のローライで35mmフィルム撮影を可能にする純正変換システムである
- 35mmフィルム使用時の撮影画面は一般的な35mm判と同じ24×36mmに規定される
- 取扱説明書にはドイツ語と英語が収録され国際市場を意識した資料構成となっている
- Automatic Rolleiflexなどローライフレックス2機種への対応が明記されている
- Rolleicord IIとRolleicord Iaも説明書に記載された正式な対応機種となっている
- 専用バックパネルには35mm撮影時に使用する独自のフィルムカウンター機構が備わる
- フィルムガイドや巻き取りスプールなど複数部品によって35mm用の経路を構築する
- スクリーンマスクをフォーカシングスクリーンへ載せ24×36mmの構図を確認できる
- 撮影終了後は専用の巻き戻し機構を使って35mmフィルムをパトローネへ収納する
- 純正図版を備えた取扱説明書はローライキンの構造と使用方法を知る貴重な資料である
参照情報
(参照:【Über Rollei】 – 【https://www.rollei.de/pages/uber-rollei】)(参照:【Rolleiflex Rolleikin Instructions】 – 【https://www.cameramanuals.org/rolleiflex/rollei_rolleikin.pdf】)log.com/ueber-uns/?lang=en】)(参照:【Rolleiflex | Swiss Camera Museum】 –


