The Rolleiflex Automat has been cherished by photographers since the 1930s, earning high praise for its proven reliability and refined operability. This guidebook remains a valuable resource for today’s users to deepen their understanding. In this article, the functions and handling of the Rolleiflex Automat will be organized based on that guidebook, while also reflecting on the photographic culture of the time to reintroduce its enduring appeal.
Rolleiflex Automat(ローライフレックス・オートマット)は1930年代から長きにわたり写真家たちに愛用され、確かな信頼性と洗練された操作性で高い評価を受けてきた。この解説書は今日のユーザーにとっても理解を深める貴重な資料である。この解説書をもとにRolleiflex Automatの操作性や機能を整理し、その魅力を改めて紹介していく。
館長の購入記録
・購入日:2025/08/31
・購入場所:Yahoo!オークション
・購入価格:¥447

DATA/データ
- Manufacturer: Franke & Heidecke, Braunschweig, Germany
- Title: Rolleiflex Automat Instruction Booklet
- Type: Camera operation and user guide
- Language: German
- Format: Printed booklet with illustrations and diagrams
- Period: Circulated in the mid-20th century (around 1930s–1950s)
- Content: Film loading, focusing method, shutter and aperture control, self-timer, flash synchronization, depth of field usage
- Purpose: To explain the functions and handling of the Rolleiflex Automat in a practical, accessible way
- Physical Characteristics: Compact brochure-style, multiple pages with photographs and diagrams
- Target Audience: Photographers and camera enthusiasts using Rolleiflex Automat
introduce a part of the booklet

Rolleiflex Automat(ローライフレックス・オートマット)の特徴
- フィルム装填とフィルム transportの仕組み
- ファインダーとground glass screenでの focusing
- シャッター speedとdiaphragm controlの操作方法
フィルム装填とフィルム transportの仕組み
120ロールフィルムを使用し、6×6cm判で12枚撮影できる設計。背面を開け空のテイクアップスプールを右側に装填し、長いスリットを見える向きにして差し込む。フィルムを左側に入れて紙リーダーをローラー間に通し、テイクアップ側のスリットに差し込んで巻き付ける。スプール押さえは確実に下げ、ノブが奥まで戻ることを確認する。圧板の表示は6×6cm側に合わせるのが前提である。
装填後はクランクを4〜5回、停止位置まで往復させる。最後の一回でフィルム送りの抵抗が明確に感じられ、ここでクランクを反転させてロック位置まで回すとシャッターが解放可能になる。シャッターを切る前に再び巻き上げることはできない仕組みで空送りや二重露出を防止する。1コマ進める操作は停止位置から停止位置までのフルスイープの往復で完結する。12枚目の撮影後は数回のフルスイープで紙巻きが完了する。
三脚座のネジの突出は4.5mm以下に留める必要がある。長すぎるネジを使う場合はワッシャーを挟んでカメラ底部の損傷を避ける。屋外でのフィルム交換は直射日光を避け、影で行うのが無難である。
ファインダーとground glass screenでの focusing
蛇腹式のフォールディングフードを開くと上面のスリットを通した拡散光でスクリーン像を確認できる。ピント合わせは側面のフォーカシングノブを回して行い、スクリーングリッドを目安に構図と水平を整える。細部の確認にはフード内のフォールディング式ルーペを立ち上げ、目をできるだけ近づけて拡大像を覗くと精度が上がる。
アイレベル撮影のためには、ダイレクトビューファインダーを用いる。フード前面の覗き窓と背面の小窓を開き、視線の高さで素早くフレーミングできる。動体やスナップではこの方式が有効で、視差の影響を考慮しつつ中心を合わせると歩留まりが高まる。
被写界深度の把握には、フォーカシングノブ上部のダブルスケールが役立つ。たとえば距離を約6mに合わせた場合、絞りF8では約3〜6m、F16では約2.5mから無限遠まで像が許容範囲に入る。

距離と絞りを見比べれば、どの範囲がシャープになるかを撮影前に把握できる。
シャッター speedとdiaphragm controlの操作方法
シャッターはB・1秒から1/500秒までを装備する。速度を変更する際は巻き上げる前に1/500に合わせてから目的の速度に設定し、クランク操作でシャッターをチャージするのが推奨手順である。これは高速機構への負担を避けるためで、メンテナンス性の観点でも合理的である。バルブ撮影ではレリーズボタンを押している間だけ開き、長時間露光時はガードでボタンを保持する。
絞りはF3.5からF22までを備え(個体により表示は3.5、4、5.6、8、11、16、22等)、上面の窓で数値を確認できる。速度と絞りを組み合わせ、露出値を被写体に合わせて決定する。低速域ではブレ対策として三脚やセルフタイマーの活用が有効だ。
主な仕様の整理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フィルム | 120ロール 6×6cm判 |
| 1本の撮影枚数 | 12枚 |
| 巻き上げ | クランク連動 巻上げと同時にチャージ |
| シャッター | B・1〜1/500秒 |
| 絞り | F3.5〜F22相当 |
| 多重露出防止 | シャッター作動と連動 |
| ファインダー | ウエストレベル+ダイレクト |
| フラッシュシンクロ | XとMの2方式 |
| 三脚ネジ | 突出4.5mm以下を推奨 |
Rolleiflex Automat(ローライフレックス・オートマット)の撮影機能
- self-timerとbody releaseの使い方
- flash photographyとsynchronizer leverの活用
- depth of field scaleで確認する撮影範囲
self-timerとbody releaseの使い方
ボディ前面のレリーズに親指を自然に添えて押すとシャッターが切れる。誤操作を避けたい場面ではレリーズガードを立てて物理的に保護しておくと安心である。
セルフタイマーは約10秒の遅延で作動する。手順は通常どおりクランクでシャッターをチャージし、タイマーレバーをセットしてからレリーズするだけである。人物撮影や長時間露光でのブレ低減に効果がある。セルフタイマー作動中でもX・Mいずれのシンクロ設定も有効で、フラッシュ撮影と併用できる。
flash photographyとsynchronizer leverの活用
側面のフラッシュ端子にフォトフラッシュまたは電子フラッシュのコードを接続する。シンクロレバーにはXとMがあり、用途で切り替える。Xはゼロディレイで、シャッターが全開になった瞬間に発光接点が働く方式でストロボ類に適する。Mは約16.5ミリ秒の先行接点で、点火後に光がピークに達するバルブランプ向けである。
複数のフラッシュランプを並列で同時発火させる場合、接点の許容は短時間露光で24V・10A程度とされ、実運用ではランプの仕様票に従うのが安全である。許容シャッター速度はランプの種類により異なるため、XとMの区別に加えて個別の推奨速度を確認する。電子フラッシュではXでの同調が基本で一般的に全速度同調が可能な構造であるが、均一な露光を得るためには1/250秒以下の中速を選ぶと安定しやすい。
屋外の補助光では、シャッター速度で背景露出を絞りでフラッシュ露光を主に調整するという役割分担を意識するとセッティングが素早くなる。
depth of field scaleで確認する撮影範囲
フォーカシングノブの上に並ぶ二列の絞り数値は被写界深度の範囲を示す指標である。距離を合わせると左右のスケール上で同じ絞り値に挟まれた範囲が、その絞りで許容される前後のピント域に相当する。たとえば約6mでF8に設定した場合、目安として約3〜6m付近までがシャープになりF16なら広くカバーできる。人物ではF5.6〜F8、風景ではF11〜F16を基準にすると整いやすい。
ピントの山をスクリーンで確実に掴み、スケールで前後域を見積もるという二段構えを習慣化すれば静物からスナップまで再現性の高い描写が得られる。これらの操作は機械式カメラならではの直感的な手応えがあり、撮影プロセスの精度を底上げしてくれる。
総括:Rolleiflex Automat(ローライフレックス・オートマット)の魅力と実用性



この冊子はRolleiflex Automatの操作方法や機能を体系的にまとめたものであり、フィルム装填から巻き上げ、ファインダーによるピント合わせ、シャッターや絞りの調整、さらにはセルフタイマーやフラッシュシンクロの活用まで撮影に必要な一連の工程を実践的に解説している。当時の写真家にとっては信頼できる操作マニュアルであり、今日ではクラシックカメラの仕組みを理解するための歴史的資料としても価値を持つ。
以下に記事全体の要点をまとめる。
- 120ロールで6×6判12枚の中判画質を得られる
- クランクと連動した自動巻き上げで操作が素早い
- 巻き上げと同時にチャージし二重露出を防止
- スクリーンとルーペにより精密なピント合わせが可能
- ダイレクトファインダーでアイレベル撮影に対応
- シャッターはBから1/500秒までを装備
- 絞りF3.5からF22相当で表現幅が広い
- XとMのシンクロでストロボとバルブに両対応
- 被写界深度スケールでピント域を事前に把握
- 三脚ネジは4.5mm以下推奨で機材保護に配慮


