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ローライフレックス【アクセサリー】大全|レアな純正品の種類と使い方を解説

ローライフレックス(Rolleiflex)は本体だけでも完成度の高い二眼レフカメラですが、専用アクセサリーを組み合わせることでファインダーの視認性を高めたり、アイレベル撮影に対応したり、さらには35mmフィルムやシートフィルムを使った特殊な撮影まで可能になります。

なかでも、現在では見かける機会が少なくなった純正アクセサリーには、当時のローライフレックスが持っていた拡張性を知るうえで興味深いものが数多くあります。

この記事ではローライフレックスの撮影をより深く楽しめる「レアなアクセサリー」を中心に、それぞれの役割や使い方を詳しく解説します。

  1. ローライフレックス用レアアクセサリーの種類
  2. 各アクセサリーの役割と使い方
  3. ファインダーやピント合わせを改善するアクセサリー
  4. フィルムフォーマットを変更するアクセサリー
  5. 現在の入手性や中古市場での注意点

ローライフレックスのビューイング・アクセサリー

ここでは、Rolleiflexの純正「ビューイング・アクセサリー」を紹介します。

ビューイング・アクセサリーは、主としてファインダー像の確認やピント合わせを補助するためのアクセサリーです。

二眼レフのローライフレックスは、上からファインダーをのぞき込むウェストレベル撮影が基本です。しかし、モデルや年代によってはスクリーンが暗く、細かなピント合わせが難しい場合があります。

そこで用意されたのが、拡大鏡付きフードやスクリーンを明るくする光学アクセサリー、プリズムファインダーなどです。

代表的なものには、次のようなアクセサリーがあります。

アクセサリー主な役割
Focusing Hoodファインダーの遮光・拡大
Prism Finderアイレベル撮影
Rolleigridファインダー像の明るさを改善
Rolleiclear Screen明るいフォーカシングスクリーン
Rolleimeter距離計によるピント合わせ
Mask Set撮影範囲・画面サイズの変更
Plate Adapterシートフィルム・乾板撮影
Rolleikin35mmフィルム撮影

※アクセサリーはすべてのRolleiflexに共通して装着できるわけではありません。カメラの型番・製造番号・ファインダー構造を確認してから購入することが重要です。

Focusing Hood|フォーカシングフード

ローライフレックスのファインダーを覆うように装着して使用する、いわば「拡張型のフォーカシングフード」です。

純正品には革製の折りたたみ式タイプなどがあり、通常のウェストレベルファインダーよりも被写体を大きく確認できるように設計されています。

別名:「マグニファイヤーフード」や「ローライフード」とも呼ばれる

拡大鏡でピントを確認

フォーカシングフードの大きな特徴は、内部に双眼式の拡大鏡を備えていることです。

通常のスクリーン像を拡大して確認できるため、細かなピント合わせを行う際に役立ちます。

また、フードが外光を遮ることで、スクリーンへの余計な光の反射を抑え、ファインダー像を確認しやすくする効果もあります。古いローライフレックスのようにスクリーンが比較的暗いモデルでは、とくにメリットを感じやすいアクセサリーです。

ポイント

フォーカシングフードは単純な「拡大鏡」ではありません。

拡大+遮光+両眼視によって、ウェストレベルファインダーでのピント確認をより快適にするためのアクセサリーです。

折りたたむことができるタイプなら、使用しないときは比較的コンパクトに収納できます。

海外のオークションや中古市場では、状態やモデルによって価格差が大きく、入手する際には革の状態、金具、拡大鏡の状態、対応機種を確認したいところです。

Prism Finder|プリズムファインダー

プリズムファインダーを装着すると、ローライフレックスをアイレベルで構えて撮影できるようになります。

ウェストレベルファインダーではカメラを胸元付近で構える独特の撮影スタイルになりますが、プリズムファインダーなら一般的な一眼レフに近い感覚で被写体を追うことができます。

特に、

  • 動きのある被写体
  • スポーツ
  • 報道・スナップ
  • フラッシュ撮影

などでは、アイレベル撮影のメリットが大きくなります。純正資料でも、アクション撮影やスポーツ、プレス撮影などでの有用性が説明されています。

逆像を正像で確認できる

通常の二眼レフでは、ウェストレベルファインダーに映る像は左右が反転しています。

プリズムファインダーを使用すると、プリズムによって上下左右が正しい向きのファインダー像を確認できます。

これは動く被写体を追う場合に大きなメリットです。

ただし、ここで注意したいのが「プリズムファインダー」という名称が世代によって異なる製品を指す場合があることです。

Rolleiflexには複数の世代・シリーズが存在するため、現行のRolleiflex用ファインダーと、古い機械式Rolleiflex用の純正プリズムを同一視しないようにしましょう。

Rollei Grid|ローライグリッド

ローライグリッドは、ファインダーのフォーカシングスクリーン上に配置して使用する、薄い光学プレートです。

主な目的は、スクリーン像を明るくして、ピント合わせや構図確認をしやすくすることです。

特に古いRolleiflexでは、現代のブライトスクリーンと比較するとファインダーが暗く感じられることがあります。

そのようなモデルでローライグリッドを使用すると、スクリーンの見え方を改善できます。純正資料でも、古いモデルのスクリーン像を明るくするためのアクセサリーとして説明されています。

装着方法

基本的には、フォーカシングスクリーン上にローライグリッドを正しい向きで配置します。

製品によっては固定方法が指定されているため、無理に押し込んだり、スクリーンを傷つけたりしないよう注意が必要です。

ローライグリッドのポイント

古いローライフレックスの「暗いファインダーを少しでも見やすくしたい」という目的に適したアクセサリーです。

現代の明るいスクリーンへ交換する方法とは違い、当時のカメラを大きく改造せずに使用できる点も魅力です。

Rollei Clear Screen|ローライクリアスクリーン

ローライクリアスクリーンは、6×6cm判Rolleiflex用の明るいフォーカシングスクリーンです。

純正資料によると、1964年以降の6×6モデルに採用されたタイプで、一部の旧型モデルにも組み込むことが可能とされています。中央部にはウェッジ式の距離合わせ機構が設けられており、ピント合わせを補助します。

つまり、単純に「明るくするだけ」のスクリーンではありません。

中央部のウェッジでピントを確認

スクリーン中央の像を合わせることで、ピントが合っているかを確認しやすくなります。

古いスクリーンから交換できる対応モデルであれば、ファインダーの見え方を大きく改善できる可能性があります。

ただし、Rolleiflexは世代によってスクリーンの構造や交換方法が異なるため、「1964年以降ならすべて装着可能」と考えるのは危険です。

購入前にモデルと製造番号を確認することをおすすめします。

Rollei Meter|ローライメーター

ローライメーターは、Rolleiflexのフロント部に装着して使用する光学式の連動距離計です。

一般的な二眼レフのピント合わせは、ウェストレベルファインダーを見ながらスクリーン像のシャープさを確認して行います。

ローライメーターを使用すると、アイレベルのダイレクトファインダーを覗きながら、二重像を一致させる方式でピントを合わせられます。純正資料では、カメラの前板の移動と連動する構造として説明されています。

ローライメーターの装着方法

基本的な装着手順は次のとおりです。

  1. カメラを無限遠に設定する
  2. ネームプレート部分にローライメーターを引っ掛ける
  3. 固定機構を使用して本体に取り付ける
  4. ローライメーターの作動レバーがカメラの前板と正しく連動しているか確認する
  5. 必要な調整を行って使用する

また、レンズの焦点距離に合わせた調整が必要になるため、単純に取り付ければすぐ使えるアクセサリーではありません。

ローライメーターの魅力

「ファインダーを覗く → ピントを合わせる → 撮影する」という一連の操作をアイレベルで完結できる点が魅力です。

特に、動く被写体や素早く撮影したい場面では、ウェストレベルでのピント合わせとは違った撮影感覚を楽しめます。

なお、対応機種には注意が必要です。フード交換式のモデルなど、一部のRolleiflexでは使用できません。

Mask Set|マスクセット

マスクセットは、6×6cmのスクリーンとフィルム面に対してマスクを使用し、撮影する画面サイズを小さくするためのアクセサリーです。

代表的なものとして、4×4cmや4×4.5cmなどの画面サイズに対応するマスクがあります。

これにより、6×6cmの正方形画面とは異なるフォーマットで撮影できます。

対応するモデル

代表的な対応製品には、

  • Rolleiflex T
  • Rollei Magic
  • Rolleicord

などがあります。

また、Rolleicord用には24×36mmなど、35mm判に関連したマスク・アクセサリーも存在します。

ただし、マスクは単にファインダーへ入れるだけでフィルム面の画面サイズが変わるわけではありません。

撮影するフィルム面とファインダーの両方に適切なマスクを使用し、実際の撮影範囲を一致させる必要があります。

Plate Adapter|プレートアダプター

プレートアダプターは、ローライフレックスでシートフィルムや乾板を1枚ずつ使用するための特殊なアクセサリーです。

これは通常の120フィルムを使った撮影とは大きく異なる、非常にマニアックなシステムです。

純正資料では、6×6cmの1コマを2¼×3½インチサイズのプレート上に撮影するためのアダプターとして説明されています。専用のプレートホルダーやシートフィルム用の部品を使用します。

1枚ずつ撮影できるメリット

シートフィルムを使用するため、1枚ごとに異なる種類のフィルムや特殊な乳剤を使うことができます。

また、

  • 個別現像
  • 特殊乳剤のテスト
  • ポートレート
  • 複写
  • 技術的なテスト撮影

など、通常のロールフィルムとは違う使い方が可能でした。

注意

「1枚ごとに現像できる」というより、正確には1枚単位で露光・取り扱いができるシートフィルム/乾板システムです。

そのため、通常の120フィルム撮影よりも撮影・装填・現像の手間は大きくなります。

国内では中古市場でも見つけにくいアクセサリーの一つで、海外オークションなどを探す場合でも、アダプターバック本体だけでなく、プレートホルダーなど必要部品が揃っているかを確認することが重要です。

RolleiKIN|ローライキン

ローライキンは、ローライフレックスで35mmフィルムを使用するための純正アクセサリーです。

通常のRolleiflexは120フィルムを使用して6×6cmの正方形写真を撮影します。

これに対してRolleikinを装着すると、35mmフィルムを使用して24×36mmの画面で撮影できるようになります。

純正資料にも、35mmフィルムを使用して最大36コマを撮影するアクセサリーとして記載されています。

35mmフィルムを使える理由

Rolleikinは単純なフィルムアダプターではありません。

35mmフィルムを正しい位置へ送り込むために、

  • フィルムガイド
  • 巻き取りスプール
  • 巻き戻し関連部品
  • フィルムカウンター
  • フォーカシングスクリーン用マスク
  • ファインダー用マスク

など、複数の部品を組み合わせて使用します。

Rolleiflexを一時的に「35mmフィルムカメラ」として運用するための本格的なシステムなのです。

Rolleikin IとIIの違い

Rolleikinには大きく分けてRolleikin IとRolleikin IIが存在します。

ただし、どちらを選んでもよいわけではありません。

Rolleiflexのモデルや製造時期によって対応するRolleikinが異なるため、購入時にはカメラの機種だけでなく製造番号まで確認することが重要です。

純正資料でも、後期モデルと初期モデルで使用するRolleikinが異なることが説明されています。

Rolleikinの注意点

35mmフィルムを使えるようになりますが、撮影画像は6×6cmの真四角ではありません。

35mm判と同じ24×36mmの長方形が基本となります。

また、35mmフィルムは120フィルムより入手しやすい場合がありますが、Rolleikin自体が希少になっているため、現在から新たに導入する場合は「フィルム代」だけでなく「Rolleikinの入手性」も考える必要があります。

ローライフレックス用レアアクセサリー一覧

ここまで紹介したアクセサリーを整理します。

アクセサリー主な用途特徴
フォーカシングフードピント合わせ拡大・遮光
プリズムファインダーアイレベル撮影正像で確認
ローライグリッドファインダー改善スクリーンを明るくする
クリアスクリーンピント合わせ明るいスクリーン
ローライメーター距離測定連動式距離計
マスクセット画面サイズ変更4×4などに対応
プレートアダプター特殊撮影シートフィルム・乾板
Rolleikin35mm撮影24×36mm撮影

まとめ:ローライフレックス用のレアなアクセサリー

ローライフレックスのアクセサリーは、単なる「便利グッズ」ではありません。当時のローライフレックスが、6×6判の二眼レフという枠を超えて、さまざまな撮影スタイルに対応できるシステムカメラとして設計されていたことを示す存在でもあります。特に現在では入手困難になった純正アクセサリーも多く、カメラ本体と組み合わせて集めていくことで、ローライフレックスの歴史や当時の撮影文化まで楽しめるのが大きな魅力です。ただし、アクセサリーはモデルによる互換性の違いが非常に大きいため、希少性や価格だけで購入せず、カメラの型番・製造番号とアクセサリーの対応関係を確認することをおすすめします。

  • フォーカシングフード:拡大・遮光でピント合わせを補助
  • プリズムファインダー:アイレベル撮影に対応
  • ローライグリッド:古いスクリーンを見やすくする
  • クリアスクリーン:明るいスクリーンでピント合わせ
  • ローライメーター:連動式距離計
  • マスクセット:撮影画面を変更
  • プレートアダプター:1枚単位の特殊撮影
  • Rolleikin:35mmフィルムに対応

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