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LUBITEL 166/ルビテル166

The Lubitel 166 is a twin-lens reflex (TLR) camera manufactured by LOMO, a company from the former Soviet Union. Produced from the 1970s through the 1980s, it remains a highly regarded model among classic camera enthusiasts and film photography fans. Although it is a full-fledged medium format camera, its affordable price and lightweight design have made it popular among many amateur photographers.

ルビテル166(Lubitel 166)は旧ソビエト連邦のLOMO(ロモ、ロモグラフィーの前身)社が製造していた二眼レフカメラ。1970年代から1980年代にかけて生産され、現在ではクラシックカメラ愛好家やフィルム写真ファンの間で高い人気を誇るモデル。中判フィルムを使用する本格仕様でありながら、手頃な価格と軽量設計により多くのアマチュア写真家に親しまれてきた。

館長の購入記録
・購入日:2025/06/08
・購入場所:Yahoo!オークション
・購入価格:¥2,330

DATA/データ

  • Maker:LOMO/ロモ
  • Product name:Lubitel 166/ルビテル166
  • Country:Soviet Union/旧ソ連
  • Release:1976年~
  • Film:120mm
  • Size:H102×W75×D97mm
  • Weight:580g

旧ソ連が生んだクラシックカメラの魅力:ルビテル166

  • 基本構造と仕様
  • モデルのバリエーション
  • 撮影性能と描写の特徴
  • 操作性と注意点
  • 現在の評価と中古市場

基本構造と仕様

金属製の高級二眼レフカメラ(例:ローライフレックス)に比べると、プラスチック製ボディにより非常に軽量であり、手持ちでの撮影がしやすい点が特徴的。中判カメラとしてはコンパクトな部類に入る。

撮影レンズにはT-22 75mm f/4.5が採用されており、固定式。シャッターはレンズシャッター式で速度はB、1/15秒〜1/250秒まで対応。絞りはf/4.5〜f/22で手動操作となっている。ファインダーはウェストレベル式で、上からのぞき込むスタイルだ。

このカメラには露出計は搭載されておらず、すべての露出設定をマニュアルで行う必要がある。フォーカスは前玉回転式で目測またはスクリーン上で合わせる方式。

モデルのバリエーション

ルビテル166シリーズにはいくつかの派生モデルが存在する。

  • Lubitel 166:最初のモデルで、ベーシックな構成。
  • Lubitel 166B:簡素化された派生機で、露出補助機構を排除。
  • Lubitel 166 Universal:撮影フォーマットを6×6と6×4.5で切り替え可能な上位版。マスクを交換することでフォーマットの変更が可能。

それぞれ構造や操作感に違いがあるものの、いずれも基本的な撮影スタイルは共通している。

撮影性能と描写の特徴

ルビテル166の最大の魅力は、その独特な描写性能にある。開放付近では柔らかく味わい深いボケが得られ、クラシックでロマンティックな雰囲気の写真を撮ることができる。一方で絞り込めば驚くほどシャープな写りも可能であり、柔と剛の両面を持つ描写力が評価されている。

また、T-22レンズは周辺減光や収差がわずかに残る設計であり、これが現代の完璧すぎるレンズにはないアナログならではの味わいを生み出している。

操作性と注意点

ルビテル166は完全マニュアル機であり、現代のオート機に慣れたユーザーにとっては露出計がないことやピント合わせの難しさがハードルとなる。ファインダーのスクリーンは暗めで特に日陰や室内ではピント確認がしづらい。加えて構造上の特性として**パララックス(視差)**が存在するため、接写時にはフレーミングに注意が必要である。

シャッターチャージとレリーズが独立しているため、二重露光や巻き忘れによる失敗写真も起こりやすい。このような癖を理解した上で使いこなす必要がある。

現在の評価と中古市場

ルビテル166は今日、クラシックカメラの入門機として再評価されている。ローライフレックスやミノルタオートコードなどの高級TLRに比べて価格も数分の一でありながら十分に本格的な中判撮影が楽しめる点が魅力。

中古市場では状態にもよるが5,000円〜15,000円程度で取引されている。構造が比較的単純であるためDIYでのメンテナンスや修理もしやすい。アクセサリー類も比較的揃いやすく、フィルターやケースなども中古品が流通している。

総括:ルビテル166はアナログ写真の楽しさを再発見させてくれる機械

ルビテル166は、写りやすさや正確性を追求した現代のデジタルカメラとは異なり「撮る行為そのものを楽しむ」ためのカメラである。構図を考え、光を読み、ピントを合わせ、シャッターを切る。そんな一連のプロセスを通じて、写真の本質に立ち返ることができる貴重な存在だ。
安価で手に入りやすく、しかも中判ならではの描写力を持つルビテル166はフィルム写真を始めたい人、あるいはもう一度フィルムの魅力を味わいたい人にとって最適な選択肢の一つとなるだろう。

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