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Gakkenflex/学研フレックス

The Gakkenflex is a build-it-yourself twin-lens reflex camera that was released as a supplement to Gakken’s “Otona no Kagaku Magazine” Vol. 25 in 2009. In 2019, it was reissued as part of the Best Selection series, once again drawing attention from many photography enthusiasts and beginner camera users. Using 35mm film and featuring a mechanism in which the upper and lower lenses are gear-linked, its defining feature is that it allows users to easily experience the authentic operation of a twin-lens reflex camera.

Gakkenflex(学研フレックス)は学研の「大人の科学マガジン」Vol.25(2009年)に付録として登場した組み立て式の二眼レフカメラ。2019年にはベストセレクション版として再販され、多くの写真愛好家やカメラ初心者に再び注目を集めた。35mmフィルムを使用し、上下のレンズがギアで連動する仕組みにより本格的な二眼レフの操作感を手軽に体験できる点が大きな特徴である。

館長の購入記録
・購入日:2010/??/??
・購入場所:ヴィレッジヴァンガード
・購入価格:定価

DATA/データ

  • Manufacturer: Gakken
  • Product Name: Gakkenflex
  • Film Format: 35mm (135) film, 24×36mm frame
  • Lens: Plastic meniscus lens ×2, 50mm focal length
  • Aperture: Fixed f/11 (with aperture plate) / approx. f/5.6 (without plate)
  • Shutter Speed: Approx. 1/125 sec (single speed)
  • Dimensions: Approx.80×115×70mm
  • Weight: Approx.130g
  • Original Release: October 2009 (Otona no Kagaku Vol.25)
  • Reissue: June 2019 (Best Selection edition)
  • Price at Reissue: 2,980 yen (excluding tax)

Sample Photo/作例

Gakkenflex(学研フレックス)の基礎と魅力

  • 歴史とモデルの要点
  • スペックと基本仕様
  • 使い方と撮影準備

歴史とモデルの要点

Gakkenflexは学研「大人の科学マガジン」Vol.25の付録として2009年に登場した二眼レフ型の35mmフィルムカメラである。上部のファインダーレンズと下部の撮影レンズがギアで連動し、腰の位置でファインダーを上から覗く古典的な撮影体験を提供する点が特徴だ。縦位置のフレーミングが基本となるため、人物や建物の撮影と相性がよい。

2019年にはBEST SELECTION版として再販された。冊子構成がコンパクトになり組み立て目安時間が短縮され、シャッター部は組み立て済みになったため初めてでも完成までのハードルが下がった。教材的価値と撮影の楽しさを兼ね備え、入門機かつ体験型キットという立ち位置で評価されてきた。

また、同シリーズの公式資料では「簡単な改造で真四角写真も撮影できる」とされ、スクエア構図を試しやすい。学習的・創作的な遊び幅を持たせた設計思想が全体に貫かれている。

スペックと基本仕様

Gakkenflexの基本は「35mmフィルム」「ウェストレベルの二眼連動」「手動巻き上げ」である。固定絞りと単速シャッターを採用し、専用の絞り板の有無で露出を調整する仕組みだ。レンズはプラスチック製で軽量、ボディもコンパクトにまとめられている。

主な仕様

項目内容
使用フィルム35mm(135)
フレーム方向縦位置が基本(スクエア化はマスクで対応可)
ファインダーウェストレベル式、上下レンズ連動
露出方式固定絞り+単速シャッター、絞り板で明るさ調整
巻き上げ手動ノブ式(コマ管理次第で重なりが起こり得る)
三脚三脚ネジ穴を備える
外形寸法約80×115×70mm
重量約130g

版ごとの相違点(公式情報ベース)

発売時期付属冊子組み立ての難度・特徴価格(税別)
Vol.25(初出)2009年10月約100ページ組み立て目安約1時間2,381円
BEST SELECTION2019年6月24ページ組み立て目安約40分、シャッター部組み立て済み2,980円

使い方と撮影準備

Gakkenflexは「組み立て」「フィルム装填」「ピント合わせ」「撮影姿勢」の順に準備する。公式マニュアルでは、絞り板の有無とフィルム感度の組み合わせを推奨している。

フィルム選びと絞り板

絞り板ありではISO100前後、絞り板なしではISO400以上が推奨とされている。固定絞りかつ単速シャッターであるため、光量に合わせて絞り板とフィルム感度を組み合わせるのが実用的である。彩度や諧調に余裕のあるネガフィルムを選ぶと失敗が少ない。

フィルム装填とカウンター

裏ぶたを開けて35mmフィルムをセットし、スプロケットのツメにパーフォレーションを確実に噛み合わせる。カウンターを指標位置で止めながら送るとコマ間隔が安定する。手動巻き上げの性質上、操作を誤ると重なり露光が起こり得るため、巻き忘れ防止の手順を習慣化するとよい。

ピント合わせと撮影姿勢

ファインダーを上から覗き、前面のフォーカスダイヤルで上下のレンズを同時に繰り出してピントを合わせる。近接では視差の影響が出やすいため、被写体をやや上方に配置するか距離を確保する。シャッターレバー操作時にブレが出やすい構造のため脇をしめて体でカメラを固定し、必要に応じて三脚を用いると歩留まりが上がる。

Gakkenflex(学研フレックス)の価格・カスタム・疑問

  • 写りの特徴と作例傾向
  • 改造・カスタムの注意点
  • 価格・入手性と在庫傾向
  • よくある疑問(FAQ)

写りの特徴と作例傾向

プラスチックレンズと固定露出の組み合わせにより、中心は比較的しっかり周辺はやわらかく滲む描写になりやすい。公式の紹介でも「周辺がほどよくボケた味のある写真」と表現され、トイカメラ的な雰囲気が得られる。縦位置フレームが標準であるため、街路の連続する縦要素や人物の全身など縦構図を積極的に活かすと独特のリズムが出る。

逆光下ではフレアが出やすく、輪郭のにじみが写真の表情を変える。コントラストを確保したい場面では順光や半逆光を選び、フードでファインダーへの斜光を抑えると見やすい。スクエアマスクを使うと画面両端の流れを抑えつつ、中心の主題に視線を集めやすくなる。以上の点を踏まえると、意図に応じて光と構図を選ぶことがこのカメラの魅力を引き出す鍵となる。

改造・カスタムの注意点

本体構造はシンプルでスクエア撮影用の簡易マスク作成や絞り板の着脱といった軽微なカスタムが行いやすい。ただし、メーカーの想定外改造は保証外であり、光漏れや作動不良の原因になり得る。特にネジの締め過ぎは樹脂部の損傷を招くため説明書に記載のトルク感覚を守るべきである。

光漏れ対策としては、裏ぶたの合わせやカウンター周りの組付け精度をまず見直すのが筋である。必要最小限の遮光テープで様子を見る程度にとどめ、内部塗装など大掛かりな処置は最終手段とするのが無難だ。要するに「元の設計を尊重し、まずは正確な組み立てと基本操作を徹底する」ことが安定した描写への近道である。

  • 絞り板の脱着:f/11 → f/5.6相当で 1段明るく。ただし 解像は低下しピント歩留まりも落ちやすい。
  • スクエアマスク:撮影枠を正方に。ファインダーにも同寸マスクを貼ると構図が合わせやすい。
  • レンズ交換/アップグレード:上下レンズが取り外しやすく、改造事例は多いが一体の味は損なわれがち。まずは素の描写を楽しむのがおすすめ。

本項目は有志の実測・作例報告に基づく「可能性」の紹介であり、メーカーが推奨するものではないため、改造は自己責任となる。

価格・入手性と在庫傾向

Gakkenflexは発売時点で入手が容易だったが、現在は主に中古流通やデッドストックの在庫に依存する。状態や付属品の有無で価格が変動しやすく、特にVol.25は冊子の完備や部品袋の欠品が評価に直結する。ベストセレクション版は冊子が簡略化され、組み立てが容易であるため、初学者が中古を選ぶ際の現実的な候補になりやすい。

公式公表の発売情報(整理)

項目Vol.25BEST SELECTION
発売日2009年10月30日2019年6月18日
価格(税別)2,381円2,980円
特徴付録カメラ+大冊子冊子簡略化・シャッター部組み立て済み

市場での実勢は時期と在庫に左右されるため、購入前に付属の有無(絞り板、ドライバー、冊子、補足資料)と、未組立か組立済みかを確認するのが賢明である。

よくある疑問(FAQ)

フォーカス範囲は?

公式に具体的距離の明記はない。実用上は1m前後〜が歩留まり良好。近接は視差と収差で難度が上がる。

多重露光はできますか?

手動巻きのため可能だ。意図的に巻かずに再度切れば二重・三重露光が作れる。

正方形(スクエア)で撮れますか?

付録(再販版)や同梱資料に沿って簡易マスクを作成すればスクエア化可能。現像所への指示は「通常35mmを正方トリミング」と伝えるのが無難だ。

ブラックバードフライやReceskyとの違いは?

いずれも35mmの“二眼風”トイ機だが、Gakkenflexは教材性が高く固定露出でシンプル。Receskyは同系キットで仕様が近似、Blackbird Flyはブランド機で外装やアクセサリー性が高いという位置づけだ。

光漏れ対策は必要?

パーツの勘合と組立精度次第。気になる場合はボディ内側を艶消し黒で塗る/合わせ目に薄い遮光テープを貼るなど最小限から試すとよい。

総括:Gakkenflex(学研フレックス)の価値

Gakkenflexは学研が提供した「大人の科学マガジン」の中でも特に人気を集めた組み立て式二眼レフカメラであり、教材としての学習的価値とフィルム写真ならではの独特な描写を同時に楽しめる稀有な存在だ。再販版によって入手のチャンスが広がったこともあり、初心者から愛好家まで幅広い層に「フィルム写真の面白さ」「カメラを自ら組み立てる喜び」を伝えてきたカメラだと言える。

以下に学研フレックスの要点をまとめる。

  • 二眼連動と縦位置構図で古典的な体験が得られる
  • プラスチックレンズの滲みが作画意図を助ける
  • 固定露出と単速シャッターで操作は極めて簡潔
  • 絞り板とISO選択で光量条件に合わせやすい
  • 手動巻き上げの性質上コマ管理が作品の質を左右
  • スクエアマスクで構図の自由度がさらに広がる
  • Vol25と再販版で組立時間と仕様に差がある
  • 三脚穴や腰構えでブレ対策を取りやすい
  • 中古流通では状態と付属確認が購入判断の肝
  • Gakkenflexは教材と表現機材の両面で価値が高い

(参照:【Vol.25 35mm二眼レフカメラ | 大人の科学マガジン】 – https://otonanokagaku.net/magazine/vol25/index.html)(参照:【二眼レフカメラ | 大人の科学マガジン BEST SELECTION】 – https://otonanokagaku.net/magazine/bs/02/)(参照:【Vol.25 Twin-Lens Reflex Camera English instruction leaflet(PDF)】 – https://otonanokagaku.net/english/manuals/pdf/vol25_twin_camera.pdf)

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