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Ricohflex New Dia/リコーフレックス・ニューダイヤ

The Ricohflex New Dia, introduced in 1956, is known as a model that marked significant progress in both practicality and design within Ricoh’s twin-lens reflex series. Today, it is valued not only as a classic camera for collectors but also as a reliable tool for enjoying serious photography with medium format film.

1956年に登場した「「Ricohflex New Dia」はリコーが送り出した二眼レフシリーズの中でも実用性とデザイン性の両面で大きな進化を遂げたモデルとして知られる。現在ではクラシックカメラとしてコレクションの対象となるだけでなく、中判フィルムを用いた本格的な撮影を楽しめる実用機としても評価されている。

館長の購入記録
・購入日:2025/07/27
・購入場所:Yahoo!オークション
・購入価格:¥2,961

DATA/データ

  • Manufacturer: Ricoh (Riken Optical Industries Ltd.)
  • Release Year: 1956
  • Taking Lens: Riken Riconar 80mm f/3.5, 3-element in 3 groups
  • Viewing Lens: Ricoh Viewer 80mm f/3.5, 3-element in 3 groups
  • Shutter: Citizen-MVX, speeds B, 1–1/400 sec, with self-timer
  • Dimensions: 77 × 207 × 101 mm (excluding winding knob projection)
  • Weight: Approx. 1000 g
  • Original Price: Around ¥12,800 (with case)

Ricohflex New Diaの基本情報

  • 概要・基本仕様
  • 操作性やデザインの特徴
  • 歴史的背景

概要・基本仕様

Ricohflex New Diaは1956年に登場した6×6判の二眼レフで120フィルムを用いる中判カメラである。撮影レンズはRiconar 80mm F3.5、ファインダー用はRicoh Viewer 80mm F3.5を備え、いずれも3群3枚構成とされている。シャッターはCitizen-MVXでB・1〜1/400秒をカバーしセルフタイマーを内蔵する。上下のレンズ前枠にはバヨネット式(Bay 1)のフィルター枠が設けられ、上部の小窓からシャッター速度と絞り値を確認できる。外形寸法は幅77mm×高さ207mm×奥行101mm、質量は約1005g。

主要スペック(要点整理)

項目内容
形式二眼レフ(6×6cm判)
使用フィルムブローニー120
撮影レンズRiconar 80mm F3.5(3群3枚)
ビューレンズRicoh Viewer 80mm F3.5(3群3枚)
シャッターCitizen-MVX:B・1〜1/400秒、セルフ付
フィルターBay 1バヨネット枠
サイズ・重量77×207×101mm・約1005g

操作性やデザインの特徴

ピント合わせはレンズボード両側のシーソー式レバーで行う構造で、胸元での安定したホールディングと相まって精密な合焦がしやすい。二眼レフ特有のミラーショックの少なさにより、低速域でも手ブレが抑えやすい点も実用上の利点だ。Bay 1のフィルター枠はフードや各種フィルターの共用性を高め、アクセサリー選択の自由度を広げる。なお、上面の速度・絞り窓は視認性に優れ、ローアングル撮影時でも設定値を確認しやすい。これらの設計要素が同時代の廉価機から一段上の実用機としての立ち位置を形づくっている。

歴史的背景

リコーフレックス系列は当初、簡易・低価格路線で普及を狙ったが「New Dia」の登場で方針が転換した。シチズンやセイコー製シャッターの採用により速度域が拡大し、操作部の視認性向上やBay 1採用などユーザー要望を反映した改良が進んだ。1955年のRicohflex Diaからの系譜上に位置づき、1957年以降のNew Dia 2やDiacord系へとつながる橋渡し的モデルである。これにより、リコーのTLRは実用性と拡張性の両立へと舵を切ったと評価できる。

Ricohflex New Diaの評価と比較

  • 中古市場における市場価値の目安
  • 他機種との関連モデルとの比較

中古市場における市場価値の目安

中古市場での実勢は状態と付属品で大きく変動する。ファインダーの曇りやレンズのカビ、絞り羽根・スローガバナの粘り、フィルム室の遮光状態など整備コストに直結する要素が価格形成の鍵となる。外装が綺麗でシャッターが全域で切れ、ピント面の平坦性が保たれていれば評価は上がる。反対にファインダースクリーンの劣化や距離計直進ヘリコイドのガタは実写品質に影響しやすいため確認を推奨する。参考として国内外では実用並品で数千円台後半から、整備済み美品で数万円台に達するレンジが見られる。相場は為替や出品国の供給状況で変動するため、複数マーケットの掲載価格を継続的に観察する姿勢が有効だ。

購入時チェックポイント

観点注目点リスクの影響
レンズカビ・バルサム切れ・拭き傷解像やフレアに直結
シャッター低速の粘り・不均一露出ブレ発生
ファインダースクリーン曇り・視度ピント合わせ難化
外装・遮光蛇腹部なしだが遮光モルト光漏れ・巻き跡ムラ
巻上げオートストップ動作重複露光・コマずれ

他機種との関連モデルとの比較

New Diaは前世代のRicohflex Diaと後継のNew Dia 2、上位系譜のDiacord群の中間に位置づく。Bay 1の採用や速度・絞り窓はNew Dia以降の標準装備となり操作性を底上げした。一方で露出計の搭載や上位シャッターの導入はDiacord Lなどに譲る。系譜を把握することで予算や拡張性の優先度に応じた選択がしやすくなる。

主要関連モデルの比較表

モデル発売年レンズシャッター特徴の要点
Ricohflex Dia195580mm F3.5Citizen MVX 1〜1/400 +BDuoレバー期の源流モデル
Ricohflex New Dia1956Riconar 80mm F3.5Citizen MVX 1〜1/400 +BBay 1採用・速度絞り窓
Ricohflex New Dia 21957同等仕様改良版細部改良で操作性を改善
Diacord L1957頃Rikenon 80mm F3.5Citizen系 低速拡張上位機種・非連動露出計搭載

総括:Ricohflex New Diaの魅力

Ricohflex New Diaは1950年代半ばに登場した二眼レフカメラの中でも操作性の工夫と堅牢な作りを兼ね備えた実用的なモデルである。シーソー式のピントレバーやBay1規格の採用など、ユーザー目線の改良が随所に盛り込まれ、当時の中判撮影をより身近なものにした。

以下に記事全体の要点をまとめる。

  • 1956年登場の実用性重視の二眼レフとして位置づく
  • Riconar 80mmの素直な描写が中判入門に適する
  • Citizen-MVXで1〜1/400秒の幅広い速度域を確保
  • Bay 1の採用でフードやフィルターの拡張性が高い
  • 上面窓の表示で設定確認が容易になり操作が流れる
  • 重量約1kgながら胸元ホールドで安定撮影が可能
  • DiaからDiacordへの橋渡しで系譜上の価値が高い
  • 整備状態で価格差が大きく事前点検が成果を左右
  • 交換部品やアクセサリーの流通が比較的見つけやすい
  • Ricohflex New Diaは実用機とコレクション性を両立

(参照:リコーカメラ全機種リスト > リコーフレックス ニューダイヤ – https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/ricoh-filmcamera/cameralist/flexnewdia.html)(参照:Ricohflex New Dia – https://camera-wiki.org/wiki/Ricohflex_New_Dia)(参照:Ricohflex Dia – https://camera-wiki.org/wiki/Ricohflex_Dia)

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