The RICOH Super 44 is a compact twin-lens reflex camera introduced in 1958, distinguished by its unique 4×4 format using 127 film. It features a compact body equipped with a standard F3.5 lens and a shutter capable of speeds up to 1/400 second, achieving a balance between portability and image quality. Because it was only distributed on the market for a short period, it is considered highly rare and is now regarded as a sought-after collector’s item.
RICOH Super 44は1958年に登場した小型二眼レフカメラであり、127フィルムを使用する4×4判。コンパクトなボディにF3.5の標準レンズと1/400秒まで対応するシャッターを搭載し、携帯性と描写力を両立していた点が特徴だ。当時の市場で短期間しか流通しなかったため希少性が高く、現在ではコレクターズアイテムとして注目されている。
館長の購入記録
・購入日:2025/07/29
・購入場所:mercari
・購入価格:¥3,999

DATA/データ
- Film format: 127 film, 4×4 cm image size (40×40 mm)
- Release: December 1958 (produced until 1959)
- Taking lens: Riken Ricoh 60 mm f/3.5, 3 elements in 3 groups
- Viewing lens: Ricoh Viewer 60 mm f/3.5, 3 elements in 3 groups
- Shutter: Citizen MV, B–1/400 sec, with self-timer
- Viewfinder: Waist-level finder with sports-frame (contour frame)
- Dimensions: W63mm×H156 mm×D78mm
- Weight: Approx.1000g
- Original price: 9,800 yen (including case)
Accessory/アクセサリー

RICOH Super 44徹底解説!特徴と活用術
- スペックを整理
- 歴史/リリース年から見る登場背景
- レンズ情報と描写性能の特徴
- フィルム/127フィルムの種類と現状
スペックを整理
RICOH Super 44は127フィルムを使用する4×4判の二眼レフで発売は1958年12月。画面サイズは40×40mm、シチズンMVシャッターはBから1/400秒までを備えセルフタイマーを搭載する。撮影レンズはRiken Ricoh 60mm F3.5(3群3枚)、ビューレンズも60mm F3.5(3群3枚)で当時としては小型軽量ながら操作性と描写力のバランスに優れている。コンツール式透視ファインダーとノーコードコンタクトシュー(ホットシュー相当)を装備し、首からのホールドやアイレベル撮影など多様な姿勢に対応できる設計である。外形寸法は幅63mm×高さ156mm×奥行78mm(巻上げ突出除く)、質量は約1000g、当時の価格はケース付きで9,800円であった(参照:【リコーカメラ全機種リスト > 1946-1960】 – https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/ricoh-filmcamera/cameralist/ricohsuper44.html)。
主な仕様早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フィルム | 127フィルム(4×4判) |
| 画面サイズ | 40×40mm |
| 発売 | 1958年12月 |
| 撮影レンズ | Riken Ricoh 60mm F3.5(3群3枚) |
| ビューレンズ | Ricoh Viewer 60mm F3.5(3群3枚) |
| シャッター | Citizen MV(B、1〜1/400秒) |
| ファインダー | コンツール式透視ファインダー |
| シュー | ノーコードコンタクトシュー |
| フォーカス | 大形ノブによる前群繰り出し |
| 大きさ・質量 | 63×156×78mm・約1000g |
| 当時価格 | 9,800円(ケース付き) |
歴史/リリース年から見る登場背景
1950年代後半、家庭向けスライド文化の広がりとともに127フィルムを使う正方形フォーマットの小型カメラが人気を得た。RICOH Super 44はこの潮流の中で登場し、リコーフレックスで培ったシンプルさと低価格志向を小型TLRへ凝縮した製品である。1958年から短期間の展開であったが、携帯性と機能の両立により現在も収集対象として一定の需要を保っている。流通期間が短いことは個体数の希少性にもつながり、コンディション良好な個体の確保にはタイミングと情報収集が鍵となる。
レンズ情報と描写性能の特徴
Riken Ricoh 60mm F3.5は3群3枚のクラシカルな構成で中心解像重視の設計思想がうかがえる。開放付近では柔らかな階調が得られ、F5.6〜F11で解像とコントラストが整う傾向がある。四角フォーマットの特性上、構図の均整が取りやすく、被写体の中心配置や対称配置で整然とした画面を作りやすい。被写界深度は35mm判換算でやや深めに感じられ、ポートレートでは背景整理にF4〜F5.6、スナップや風景ではF8〜F11がバランスを取りやすい。コーティングや経年状態によって描写は個体差が出るためフレアや逆光耐性は実写で確認するのが実務的である。
フィルム/127フィルムの種類と現状
127フィルムは現在では供給が限定的で定期的な少量生産やリパッケージ製品、専門店の在庫で流通することが多い。モノクロでは中庸感度の汎用タイプ、カラーは限定販売のケースがある。国内外の専門店やオークション、写真用品店の取り寄せなど複線的に探すのが得策である。現像は取扱店が限定される場合があるため事前にラボの受付可否と納期、スキャンサイズを確認しておきたい。代替策としては127スプールへの詰め替えや近似幅のフィルムを活用する手法が知られるが、遮光紙やスプール精度、巻きグセの管理が前提になるため実施する場合はリスクと手間を理解して選択するべきである。
RICOH Super 44の価値相場と修理知識
- 値段/価格相場と市場での評価
- オークション落札例から見る入手事情
- 修理方法/メンテナンスの基本知識
値段/価格相場と市場での評価
相場はコンディション、付属品、動作、光学状態、整備履歴で大きく変動する。海外の価格ガイドでは平均的な取引水準がおおむね100〜120ドル、コンディション良好で140〜160ドル、ミント級で240〜260ドルといった目安が示されている。為替や季節要因、コレクション放出の有無で上下するため直近の出品動向と落札実績を重ねて確認するのが実務的だ(参照:【Riken: Ricoh Super 44 Price Guide: estimate a camera value】 https://collectiblend.com/Cameras/Riken/Ricoh-Super-44.html)。
相場目安と評価ポイント
| 区分 | 目安価格(USD) | 代表的な状態 | 判断ポイント |
|---|---|---|---|
| ジャンク/要整備 | 50未満〜80 | 不動、外装ダメージ | 部品取りか整備前提か |
| 並品 | 80〜120 | 作動するが要軽整備 | シャッター精度やヘイズ |
| 美品 | 140〜180 | 外装良好、軽微な劣化 | ファインダー透明度 |
| ミント級 | 240〜260以上 | 付属完備、整備済み | 元箱や取説の有無 |
上表は海外ガイドの水準を基準にした目安であり、国内市場では希少性や整備履歴で乖離しうる。付属品が揃うほど評価は上がり、純正キャップやケース、元箱、書類の同梱はプレミアム要因になりやすい。
オークション落札例から見る入手事情
オークションの実勢は出品写真と説明文の精度に強く影響される。光学のカビやバルサム切れ、シャッター低速の粘り、セルフタイマーの遅延、ファインダースクリーンの曇りといった症状の記載有無は落札価格を左右する。落札前にはシャッター全速の動作、ヘリコイドのトルク、絞り羽根の油染み、ホットシューの通電、背面圧板の状態を確認したい。127フィルムが前提のため、テスト撮影の可否を出品者に問うことも入手後の手戻りを減らす。海外出品の場合は送料、関税、輸送保険まで含めた総額で比較すると判断しやすい。希少なミント級は価格の上振れがあり、時間をかけて監視リストを運用するアプローチが現実的である。
修理方法/メンテナンスの基本知識
クラシックTLRの整備ではシャッター機構の清掃と注油、レンズ群の分解清掃、ファインダー周りの透過性改善が主眼になる。Super 44は構造が比較的シンプルでスクリーン清掃やフード周りのメンテナンスはアクセスしやすい設計である。シャッター粘りは長期未使用で発生しやすく、仮復旧ではなく適切な分解洗浄が望ましい。セルフタイマーは古い機械式のため無理な作動は破損リスクにつながる。アクセサリーシューの接点は酸化しやすく、接点復活剤の選定と量に注意したい。操作系のゴム部材がないため清掃溶剤は金属とレザーに適したものを選び、アルコール類はレザーの色抜けに留意する。基本操作やフィルム装填、ファインダーの使い分けは当時の取扱説明書が有用である(参照:【Ricoh super 44 camera manual, instruction manual】 – https://www.butkus.org/chinon/ricoh/ricoh_super_44/ricoh_super_44.pdf)。
予防整備の勘所
- 長期保管前に低速〜高速でシャッターを数回空打ちして機構を馴染ませる
- 湿度管理は防湿庫かシリカゲルで安定させ、過乾燥は革の劣化に注意する
- ストラップ金具や三脚座の緩みを点検し、輸送前後で再確認する
総括:RICOH Super 44の魅力・特徴・相場

RICOH Super 44は1958年に登場した小型二眼レフカメラであり、127フィルムを用いた4×4判という独自のフォーマットで他のTLRと差別化を図った。当時としては高い実用性と描写性能を兼ね備えていたが、生産期間が短く市場流通も限られていたため現在では希少性が高く、コレクションや実用撮影の双方で価値を持つ。クラシックカメラの魅力を今に伝える貴重なモデルであると言える。
以下に記事全体の要点をまとめる。
- 127フィルムの4×4判を採用し携帯性と描写を両立
- 発売は1958年で短期間の展開ながら現在も人気
- 撮影レンズは60mmF3.5の3群3枚で素直な階調
- シャッターはBから1/400秒でセルフタイマー搭載
- コンツール式透視ファインダーでアイレベル撮影に対応
- ノーコードコンタクトシューを備えフラッシュ運用が容易
- 外形は63×156×78mmで質量は約1000gと実用的な範囲
- スペックと価格のバランスが収集と実用の両面で魅力
- 相場は状態と付属品で変動しミント級は希少性が高い
- オークションは説明精度と写真品質が価格を左右する
- 使い方や操作は取説に沿えば初学者でも扱いやすい
- 修理やメンテはシャッター清掃と光学クリーニングが要点
- 分解清掃は無理をせず専門業者の知見を活かすのが安全
- 撮影サンプル作りではF8前後が安定し被写界深度管理が鍵
- RICOH Super 44はクラシックと実用の橋渡しとなる存在
(参照:【リコーカメラ全機種リスト > 1946-1960】 – https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/ricoh-filmcamera/cameralist/ricohsuper44.html)
(参照:【Riken: Ricoh Super 44 Price Guide: estimate a camera value】 – https://collectiblend.com/Cameras/Riken/Ricoh-Super-44.html)
(参照:【Ricoh super 44 camera manual, instruction manual】 – https://www.butkus.org/chinon/ricoh/ricoh_super_44/ricoh_super_44.pdf)





