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Rollei Camera Encyclopedia CD/ローライカメラ図鑑CD

The “Rollei Camera Encyclopedia CD” is a multimedia resource released in 2002 by Mediajoy, offering a comprehensive record of the history and appeal of Rollei cameras. It includes a set of two hybrid CD-ROMs along with an 80-page booklet, serving as a valuable source of knowledge not only for Rollei enthusiasts but also for those interested in precision mechanical craftsmanship and photographic culture.

『ローライカメラ図鑑CD』は2002年にメディアジョイより発売された、ローライカメラの歴史と魅力を網羅的に収録したマルチメディア資料である。2枚組のハイブリッドCD-ROMと解説冊子(全80ページ)を付属し、ローライファンならずとも精密機械工芸や写真文化に関心を持つ者にとって貴重な知識源となる。

館長の購入記録
・購入日:2011/01/06
・購入場所:ValuMore!(バリューモア)
・購入価格:¥6,300

DATA/データ

  • Publisher:mediajoy/メディアジョイ
  • Release:2002/02/22
  • Contents:2枚組CD‑ROM+冊子
  • Language:Japanese/日本語
  • Price:¥7,800

貴重な記録媒体『ローライカメラ図鑑CD』

  • ローライの系譜を辿る、知と映像の記録媒体
  • HISTORY(歴史)
  • CATALOG(機種図鑑)
  • APPENDIX(付録)
  • INSTRUCTION & INTERVIEW(操作・インタビュー)
  • SIMULATION(操作体験)
  • 動作環境

ローライの系譜を辿る、知と映像の記録

本CDの最大の特長は世界初と銘打たれた「撮影シミュレーション機能」である。ユーザーは画面上でローライカメラを操作する仮想体験が可能であり、巻き上げからフィルム装填、シャッターチャージまで、実機さながらの動作をインタラクティブに再現できる。この技術は当時のMacromedia製マルチメディア環境を活用し、QuickTimeとの連携によって実現されている。

内容構成は次の通り。

HISTORY(歴史)

1920年代から2000年初頭に至るまでのローライ社の沿革を豊富な図版とともに解説。ドイツ・フランケ&ハイデッケ社に始まるローライの系譜を時代背景とともに俯瞰できる構成。

CATALOG(機種図鑑)

全ローライ機種のスペック、写真、発売年、レンズ構成、ファインダー形式などを網羅。特にシリアルナンバー検索機能を備えており、コレクターにとっては自機の履歴をたどる貴重な手がかりとなる。

APPENDIX(付録)

・「ローライフレックスの世界へようこそ」(高島鎮雄 著)
・「SLばんえつ物語号」(広田尚敬 撮)
といった冊子・写真作品を収録。これらは物理冊子にも対応しており、読み物としても資料的価値が高い。

INSTRUCTION & INTERVIEW(操作・インタビュー)

著名な写真家およびカメラ評論家によるインタビューを映像で収録。登場するのは以下の五名。

  • 赤城耕一(写真家)
  • 飯田鉄(鉄道写真家)
  • 高島鎮雄(カメラ史研究家)
  • 田中長徳(写真家・エッセイスト)
  • 本田直之(カメラ修理職人)

彼らはローライとの関わり、愛機の思い出、二眼レフという形式の魅力について語っており、実際の使用感や文化的意義を映像と言葉の両面から伝えている。

SIMULATION(操作体験)

実際のカメラ操作に基づいた仮想体験が可能。操作方法の学習ツールとしても鑑賞資料としても極めて優れている。

動作環境

  • 対応OS:Windows 98/Me/NT4.0/2000、Mac OS 8.1以上(いずれも日本語版)
  • 言語:日本語のみ

総括:メディアジョイ『ローライカメラ図鑑CD』の魅力

『ローライカメラ図鑑CD』は単なるカタログCDではなく、ローライという名の芸術機械とその文化的軌跡を五感を通じて追体験できるメディアアーカイブである。20世紀を代表するカメラブランドの精神を後世に伝えるための精緻かつ愛情深い記録であると言えよう。
展示・研究・個人の鑑賞、いずれの目的にも資する内容となっており、写真機文化の理解を深める一助となる逸品である。

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